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医師を募集してます
地域医療
谷田病院は地域のかかりつけ医として頼っていただけるような医療の提供をめざしています。町の人口が1万人、病院としても99床と小規模なので、専科の治療だけをすることは難しく、プライマリケアとして内科全般を外来、入院、在宅医療として診ています。総合診療医のように幅広く対応しつつ、もし専門的な治療が必要でしたら、大学等から毎週診察にくる医師にコンサルとしたり、熊本市内の病院に紹介して診ていただきます。また、産業医や学校医、警察医など、地域の予防医学にも関わり、家庭医としての機能を提供しています。
看護師や介護職によるケアはもとより、薬剤師、リハビリセラピスト、管理栄養士、事務職などと共にチームで医療を行い、在宅支援、入退院支援、栄養サポート、認知症ケア、栄養リハ、口から食べるプロジェクト等を提供します。
常勤医の全員がプライマリケアを実施しているため、病院全体としても理解があるうえ、家庭医療・総合診療が中心となっている病院です(専科の医師がファーストになっている病院ではありません)。
以下でもお伝えしますが、地域づくりの活動を行っているので、社会的処方ができる環境が整っています。

社会的処方について
診察室で共感が増えると、患者さんが笑顔になる。左官やさんやってたんですか?おはぎ作りが上手なの?酢豚が食べたい!?こんな話がされた時、単なる診断から、一人ひとりに寄り添った診療へ変わります。
病院なので標準治療を提供することは、当然求められます。その上で、病気を治すのは薬や処置だけではない。生活習慣、孤独・孤立、生活環境、病が治らない要因はどこかにあります。治療ガイドラインに書いてあることだけでは、なかなかうまくいかないことがあります。
そこで、社会の力を借りる。患者さんの趣味や仕事、地域の活動、家族や友達。谷田病院が進めてる地域づくりを通して、いろいろなコミュニティと繋がり始めてます。それを治療に活かせるケースがある。それが、当院でできる社会的処方です。
受持ち患者数
おおよその受持ち患者数の目安では、病棟は20-25人、外来は20人/1コマを週3日程度、在宅医療を10-20人程度となります。
病棟は地域包括ケア病棟、医療療養病棟、介護医療院となっており、急性期病棟はありません。かかりつけ患者さんの予約外の対応はしています。
在宅医療は個人宅や有料老人ホームなどの施設に月1〜2回往診します。

ワークスタイル
基本的には主治医制をとっていますが、常勤医が7人おり、毎朝の医局会と毎週のカンファレンスで情報を共有し、主治医不在時には相互に協力して対応しています。そのため、出張や有給の取得は問題なくできます。定時での帰宅、有休の消化は無理なくできます。
また、当直についてはご希望に応じて実施してもらいます。当直した場合は年俸に込みではなく、追加手当となり、非常勤として外部委託した場合と同等の支給をさせていただきます。なお、当直時は10時ごろまで2,3人の外来、病棟からは数件の問い合わせがあります。かかりつけ患者さんからの依頼の場合は電話での対応か、来院されたら一度診察していただき、事前指定書の内容によっては救急病院へ搬送指示をします。
医師事務作業補助者をつけることができるので、書類作成や雑務を効率的に行っていただくことができます。また、学会発表用の調査(英語も含む)や統計処理なども事務職で対応できるので、お手軽に学会資料を作成することができます。急性期病院や大学病院等との連携したリサーチをすることも可能です。
ご希望によって、節税対策や保険の活用などによるファイナンシャルプランを支援することも可能です。無駄な税金や保険を見直し、将来設計に応じた資産設計を専門家の助言のもと進めていくことができます。
併設保育所があるので、小さなお子さんを預けることができます。子育てによる短時間勤務のご希望がある場合はご相談ください。
報酬について
医療・介護保険収入+保険外収入の合計が年間2億円を超える場合は翌年の年俸にインセンティブを検討します。(手術や薬剤など特別な費用がかかる診療の場合は応相談)
地域づくり
地元医師会である上益城郡医師会との協同して活動しており、在宅医会では定期的な勉強会で地域の医療機関や介護施設と顔の見える連携をしています。新型コロナ対策やJMAT活動にも協力をしています。
当院の強みとしている糖尿病領域では、食事作りまである毎月の糖尿病教室の開催、年に一度は患者会で近場の日帰り旅行にもいきます。無料で医療職に健康相談ができるまちの保健室の開催や、糖尿病でない人向けの啓発を兼ねたやつだカフェを開いてます。他にも、地域の自治会の集まりなどに出前講座を行い、健康に関する知識の向上にむけた活動をしています。
医療以外の分野においても、地域があってこその医療・介護事業であるため、地域活性化による人口増加を目標に古民家再生ホテルやキャンプ場の運営、学習塾やスポーツクラブの運営支援を行っています。こうしたことから、社会的処方をすることもできる環境が整っています。診察の過程で、孤独や孤立が心配な方、生きがいを見つけたほうがいい患者さんに遭遇したら、地域のコミュニティや活動と結びつけることができます。
幅広い視野で地域医療・家庭医療が提供し、医療の質のみにとどまらず、患者さん・利用者さんが日々を過ごす「地域の生活の質」の向上を目ざすことが、真のQOL向上だと考えています。

国際医療
医療法人谷田会はカンボジア(プノンペン)にあるSun International Clinic と診療支援協定を結んでいます。希望する医師は1ヶ月単位で診療支援に行くことができます。国際医療を実践したい方、アジアで医療をしたい方にはおすすめです。
同クリニックの患者さんは現地駐在員などの日本人4割、カンボジア人4割、欧米人や中国人などその他外国人2割となり、バランスよく様々な患者さんを診ることができます。一般内科と感染症の治療が主となります。日本ではなかなか診られない疾病を日本人の医師の指導の下、診療する経験も可能です。
学ぶ体制
学会への参加や各種研修への参加は積極的に行っていただけます(基本的に回数制限はありません)。その際の出張費や参加費は病院が負担します。また当院で学べない領域については、熊本県内や全国の病院に学びにいくことも可能です。実際に、当院のスタッフが熊本県内の急性期病院、高知県の急性期病院、大学の講師、香川県のデイサービスに出向した実績もあります(医師以外も含む)。
週4日勤務とし、週1日は熊本県内や福岡県等の基幹病院へ研修することも可能です。
総合的な診療のご経験がない方には、日本病院会の病院総合医研修指定機関となっているため、済生会熊本病院との共同研修で、病院総合医の取得も可能です。現在1名の病院総合医が在籍しています。
地域医療を学びたい医学生や研修医向けの研修の受け入れも行っています。若手の医師育成に前向きにご協力ください。
開業を希望している医師については、当院の事務部で経営支援事業を運営しているため、医療機関の経営を学びながら、診療支援していただくことも可能です。

管理者の人がら
理事長からのメッセージ
甲佐町について
熊本市内から車で1時間弱です。通勤時間は一般と逆の方向なので(多くの車両は朝、市内に向かいます)想像以上にスムーズに通勤できます(通勤手当あり)。甲佐町にお住いの場合は安価で家をお探しします。古民家をリノベーションして、田舎暮らしをご希望でしたらご相談ください。
甲佐町にスーパーも3つあり、飲食店もいくつかあります。熊本最大のショッピングモールであるクレアやコストコは車で15分くらいで行けます。職場近くに住んで、通勤時間数分、休みに市内や九州内に遠出、なんていう生活スタイルもおすすめ。
病院の周辺にはコンビニも2つあり、町役場も目の前なので何かと便利です。
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