谷田病院放射線科では

単純X線写真を主に、CT画像、透視画像など、画像診断に用いられる画像を作成し、医師へ提供する部門です。外からは見えない体の中の情報を画像化し、病気の診断に役立てます。

一般撮影装置（単純X線写真）

肺炎や結核などを疑って撮影する胸部レントゲン、腸閉塞や尿管結石などを疑って撮影する腹部レントゲン、腕や足などの骨折を疑ったレントゲン写真を撮影する装置です。

マルチスライスCT装置

頭部や体幹部、四肢の断層画像を作成します。主に頭部では脳梗塞や脳出血、脳の萎縮などの発見に役立てます。体幹部の撮影ではCTのマルチスライス化に伴い、従来のCTより検査時間の短縮が図られました。

透視検査

リアルタイムで人体の透視画像が確認でき、胃のバリウム検査などが可能です。当院では介護度が高い患者様向けに、様々なチューブの留置確認などに用いられています。

また「食事の飲み込みが悪くなった」「食事中にムセがある」などの患者様に対してはVF検査（食事がノドを通っている状態が見られます）を実施しています。

フィルムレス化

従来放射線科から提供される画像はフィルムでの提供でしたが、画像のデジタル化が進み、フィルムではなく専用のパソコンでの閲覧が可能になりました。

画像読影について

当院で撮影されたCT画像は、原則全て放射線科の専門医へ読影を依頼しています。主な依頼先は熊本大学医学部附属病院放射線科ですが、外注による遠隔読影も可能で、最速で検査日当日に読影結果を主治医が確認できます。