臨床検査科
臨床検査科の紹介
谷田病院 臨床検査科の特徴
当院の臨床検査科は女性5人男性1人という少数精鋭で小さな検査室ならではの機敏性と柔軟性を活かして臨機応変に対応しながらどのような検査も「迅速・正確・丁寧」をモットーに日々努力しています。
なかなか知られていない臨床検査技師ですが、臨床検査技師も医療従事者の一員として
- 認知症検査
- 内視鏡検査助手
- 糖尿病教室関連業務
- 感染対策委員会(ICT)関連業務
- 健康診断業務
など、どんどん検査室の外へ出て行き、チーム医療への貢献を目指します。
また、ほとんどの超音波検査も臨床検査技師が行なっております。最近では超音波検査のできる技師が増え、超音波検査の件数が年々増加し、診療の一助となっています。
私たち臨床検査技師の仕事は、患者様から採取した血液や尿などの検査材料を用いて調べる検体検査と、患者様に直接触れる生理検査とあります。
患者様の体から採取した検体や患者様自身の体に機器を装着し調べることで、今、体の中で何が起こっているのか、どのような理由で患者様の体に不快な症状が現れているのかを追求し、診断の手がかりとなる情報を提供します。
主な検査の概要
谷田病院が小規模医療機関であるので、日々の仕事で1つの検査だけずっとやる臨床検査技師はいません。血液検査から超音波検査、内視鏡検査などいろいろな検査を誰でもできるようにします。未経験の方は教育してできるようにしていきます。学生さんがバイトをしてくれているのも、こうしたいろいろな検査業務を知れるからだと思います。
・超音波検査
エコー検査ともいいます。超音波(エコー)は人間の耳には聞こえない高い周波数の音波を利用しています。機械から体の中に超音波を発信し、そこから返ってくる反射波を受診しモニター画面上に映し出します。検査の対象となる臓器は肝臓、胆嚢、腎臓、膵臓、脾臓、膀胱、前立腺、婦人科領域、甲状腺、心臓、頚部血管、下肢血管などです。
(平成29年度超音波検査総件数:1465件)
・心電図検査
心臓の筋肉が全身に血液を循環させるために拡張と収縮をくりかえしています。その時微弱な電流が流れます。その変化を波形として記録したものが心電図検査です。狭心症や心筋梗塞といった虚血性心疾患や不整脈などを調べることができます。機械から電気は流れませんので痛みはありません。
・認知症検査(長谷川式簡易知能評価スケール、MMSE)
超高齢者社会となる2025年には5人に1人が認知症患者となることが予測されています。
認知症、その中でも大半を占めるとされるアルツハイマー型認知症は早期発見、早期介入することにより進行を遅らせたり、症状を軽減させることができます。認知症検査を受けるのは抵抗があるかもしれませんが、気軽に患者様のお話を聞くような検査です。
・その他の検査
ホルター心電図検査(24時間心電図検査)
負荷心電図検査
自律神経機能検査
肺機能検査
聴力検査
血圧脈波検査(ABI/PWV)
内視鏡検査
・検体検査
・尿、便一般検査:尿試験紙・尿沈渣、便潜血などを検査します。
・血液検査:血液の有形成分(赤血球・白血球・血小板等)を調べます。
・生化学検査:肝機能、腎機能など異常がないか調べます。
・免疫学検査:インフルエンザなど感染症の原因微生物の抗原、抗体を調べます。
・糖尿病関連検査:血糖、HbA1cを検査します。
・血液ガス:呼吸器系の換気機能を確かめる検査です。
・輸血検査:血液型、交差適合試験(いずれも安全に輸血を行なうための検査です)
※他、外部委託にて多くの検査も受託可能となっております。
健康診断
臨床検査科が中心となって健康診断を行なっております。地域の産業保健を支えていくのも当院の役割です。
・協会けんぽ生活習慣病予防健診(一般健診)
・企業健診(出張健診も行なっております)
・ストレスチェック
・睡眠時無呼吸症候群(SAS)検査
糖尿病教室関連業務
月に1回、糖尿病の患者様とその家族(主に調理を行なう方)を対象に調理実習、試食、
糖尿病のお話、ストレッチ、糖尿病専門医による糖尿病ミニ講座などの教室を開いています。
感染対策委員会(ICT)関連業務
院内感染に関する対策業務全般を行なっています。新型コロナウイルスが地域に蔓延した際には、地域の施設の感染対策にも貢献しました。
新人臨床検査技師 江口さんからみた先輩たちの紹介
・臨床検査科 主任 手蓑京美
検査科の柱であり、他部署からの信頼も厚く頼れる自慢の検査技師長です。厳しい指導もたまにありますが、相談など自分の気持ちを打ち明けやすく検査科を引っ張りながらも谷田病院全体のムードメーカーでもあります。
・臨床検査技師 松下美佐子
検査科では場を和ませてくれる明るく優しい先輩です。私を一番見てくれる存在であり、体調などもいつも気遣ってくれています。様々な検査を迅速かつ正確にできる工夫など教わっています。
・臨床検査技師 岩山知比呂
私の目標であり憧れているパワフルな先輩です。入社した時は指導係として検査業務の基礎を教えてくださり現在はエコー検査を中心に教えてもらっています。
・臨床検査科 助手 奥村千津子
検査科では検査室の備品管理や検査など様々な点でサポートしてくれるマネージャー的な存在です。話しかけやすくみんなのことを常に心配してくれる優しさを持っています。
・先輩からみた新人臨床検査技師 江口和輝
昨年(平成29年度)、臨床検査技師となった彼は、先輩技師の姿を見て、あらゆる検査業務(検体検査・生理検査)を習得したい野望にもえています。一つ一つの検査意義、関連検査・疾患を学びながら、あせらずに習得していってほしいと期待しています。笑顔がすてきな新人検査技師 江口君に私たち先輩技師はエールを送ります。がんばれ~(^o^)
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